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RANDAM REVIEW

マジカルパワーマコ/Magical Power

ジャパノイズの精神運動に繋がるものであれば、既存のジャンル分けに従えば何でもありの“ランダム・レヴュー”コーナー!

今回は、日本にもジャンル分け不能のこんなおかしくてステキな音があるぜ、ということで、“マジカルパワーマコ/Magical Power” を取り上げる。 

語り部は、ラップトップ・エレクトロニクスの気鋭“Marqido”こと松本仲之。たいせつなのは、精神の衝動! 

 

 

マジカルパワーマコ/Magical Power        

 

ノイズ音楽の範疇ではないが、「思いっきりの良い音楽(ロック?)」として、このアルバムを取り上げる。                            いつの時代に於いても、価値観を揺さぶる事の出 来るものが「ロック」ではないかと思うし、そう願いたいからである。

当然、頭の中の論理や知識だけでは決して成立しないそれらの精神製(精神が前に在る もの)音楽は、我々の心に強く問いかけるものになる。

ソングタイトルを以下に表記します。

マジカルパワーマコ/Magical Power     Polidor 1974(POCH-1486)

CAT SIDE

1.もうおしまいです。アーメン    

2.チャチャ

3.秋がない(アギネ)

4.死出の山から十三仏の掛じくへ

5.街

6.冬

7.束縛の自由

DOG SIDE

8.朝の窓をあける、太陽が光る、今日の希望だ小鳥がなく

9.ルーディング・ピアノ

10.宿薬師念仏鐘はり

11.アメリカン・ヴィレッジ1973

12.空を見上げよう

先ず、その個性の強さには圧倒されてしまいます。そして、マジカルです。

その時代背景からも、プログレッシブ・ロックやフォークの影響を感じますが、安直なジャンル分けは不可能であり、この資本主義の社会構造に反旗を翻すが如く、「お客さまの求めるものに対して、商品を送り出すシステム(所謂、需給の 関係性)」では到底あり得ない代物である事は間違いない。

一体、何を下さいと言えば、このアルバムが出てくるのか見当もつかない。                                       

かっこ良い音楽?癒し系の音楽?恐らく、形容は出来ないだろうし、「マジカルパワーマコ下さい。」と、ユニオン(宣伝するつもりではありません)の店員に言うしかない。

世界 は西洋を中心に廻っている事になっているようだが、これだけ民族的(かなり土着)なアプローチは挑発すら感じる。正に価値観を揺さぶる「ロック」なアル バムなのである。                                          

勘違いしては困るが、ディストーションで歪ませたり、大声でがなったり、楽器を壊す事がロックではありません。静かなる狂気の方がよほ どロックではないかと思います。 

スタイルよりも目には見えない、何か感じるもの(ある種の恐怖感とか)でもある。            結局の話、好きか嫌いか「好みの問題」ではあるが、批評などというものはそう言うもので、聴く者の判断に委ねる事にする。

その音世界は、まるで魔法にで もかかったようにファンタスティックであり、狐につままれている気分でもある。    

家でネットばかり観てないで、「空を見上げよう」って、マジカルパワーマコが言っている、仏様のような人だ。

(2004.5.1UP)

 

Marqido (マルキド)    

Macの松本仲之のソロユニット。2003年活動開始。

何よりも重要なのは「始めた事」である。始めなければ 始まらない、即ち「ゼロからイチ」への偉大なる飛躍。

そして更に重要と思われるのは「継続」である。

続けなければ続かない、即ち「道元の只管打坐(しか んたざ:ただひたすらに坐る)」の如く周囲を気にせずやり続ける。

感じたままに思うがままに、やり続ける。自由に。これがMarqidoです。